長崎の風景を絵はがき感覚でパッケージにした

「長崎景観クルス」好評です。
“長崎景観クルス
長崎くんち

船大工町『川船

クルス4枚入¥324 (税込)

148×100×20mm ちょうどハガキサイズです。

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令和5 年取材

秋空に映える紅葉と白菊の船飾り

船大工町 川船 ふなだいくまち かわふね

船大工の町で、江戸時代中期には唐船の修理などで大そう賑わっていたそうです。その町の歴史にちなみ、明治時代から『川船』を奉納。船の屋根飾りは目にも鮮やかな紅葉と白菊。諏訪神社の秋の大祭を祝って勇壮な船回しを披露します。(2023年8月取材)

2023年10月9日諏訪神社にて

 

 

船大工町自治会の殿村育生会長。「日常の平和に感謝し、神も人も和して楽しむ『神人和楽』の境地による奉納を目指します」。

 

 

長采(総監督)平良光一さん。「ほかの『川船』と比べるのではなく、自分たちが一番!という気概で奉納します」。

 

近くには唐人屋敷、

海岸には唐船が停泊

玉帯川河口の本石灰町から南下する海岸線に沿って開かれた船大工の町。1689年、近くに中国人居住区として「唐人屋敷」が開設され、海岸には唐船が停泊していたそうです。その後の埋め立てで海岸線ははるか遠くなり、今は思案橋界隈から続く歓楽街の一画として賑わっています。くんちの演し物は明治以来の『川船』を代々大切に守り続けてきました。


 

7カ町が奉納する

くんちの定番『川船』

『川船』は「子ども船頭が投網で獲った魚を、中島川をさかのぼって上流にあるお諏訪さん(諏訪神社)にお供えする」というストーリーの演し物。逆流にもまれながら先を急ぐ様を表した躍動感あふれる船回しが見どころです。くんちの定番ともいえるこの『川船』は毎年どこかの踊町が奉納していて、今年は船大工町の『川船』が観衆を沸かせます。

 

長崎くんちの底力、

ここにあり!

「今回も礼儀正しい好青年が集まってくれて、安堵しております」と語るのは、船大工町自治会の殿村育生会長。1624年創業のカステラの老舗16代目です。自身も5歳で『川船』の子ども船頭を務め、その後26歳から55歳まで一度も欠かすことなく7年に1度の奉納の舞台に立ち続けてきました。現役引退後も自治会役員として奉納を支え、この夏の酷暑も何のその!稽古指導に情熱を注ぐ御年72歳。この揺るぎない『川船』愛に、長崎くんちの底力を見る思いがしました。


 

先輩方の思いを胸に

勇壮な船回しを

今年も…、また今年も…。新型コロナなどの影響でくんち開催が3年も延び、本来は令和2年に奉納予定だった各踊町のみなさんは、何とももどかしい歳月を過ごしてきました。今回『川船』の長采(総監督)を務める平良光一さんは「この3年の間に、奉納を楽しみにしてくださっていた町内の先輩方が鬼籍に入られるなど、辛いこともありました」と。くんち本番まであと1カ月。そんな人々の思いを胸に、根曳衆一丸となって勇壮な船回しを披露します。

寛永元年(1624)創業の「福砂屋」は、船大工町のシンボル的な存在。

勇壮な船回しと共に子ども船頭の網打ちも『川船』の大きな見どころ。